2010年 02月 28日
河村たかし |
『無報酬の地域議員が多数誕生し、地域のために奮闘する姿が定着すればするほど、問われるのは75人いる市議会議員の存在だ。報酬が年間1633万 円、さらに年間600万円の政務調査費付き。そのうえ費用弁償という名の日当が、1万円。議会の在り方がこれまで通りでよいと思う市民はいなくなるのではないか。河村市長は定数や報酬の半減(817万円)、会派拘束の見直し、政務調査費の見直しといった議会改革案を2月議会に追加提案するはずだ。
これに戦々恐々なのが、議員の面々だ。特権に浸っていた彼らも大慌てで改革案を模索しているが、議員の固定化や貴族化に強く異議を申し立てている河村市長やその支持者たちとの隔たりは大きく、全面対決の局面が刻々と迫っている。』
名古屋市の河村たかし市長がいよいよ議会改革に乗り出したようです。これはネットのニュースに載っていた記事の一部で、全部を載せると大部になるので概説すると、河村市長は「地域議員」なるものを公募し、その人々が地域の課題を解決するために市の予算の一部を使えるようにするらしい。住民自治の新しい仕組みです。住民への分権です。無報酬なのに応募が結構あるとのことです。
安曇野市の議員について言えば、ぼくは就任4ヶ月ばかりなので年収は判然としませんが、税や議員年金を引き、さらに健康保険を引くと手取りは20万円程。政務調査費は年に9万円です。同じ「市」の議員と云ってもとんでもない差がある。幾らが妥当か、ということは個々に考えて下さい。要は市長の力でこういうことが出来るのです。「特権意識」を持つ議員は慌てるでしょうね。
ぼくも議員になってから、今までになかった経験を幾つもしました。新年賀詞会、出初め式、成人式等々。これからは小中学校の卒入学式、敬老の日などまだまだ来賓として呼ばれることが沢山あるでしょう。これら行事は当然議会とは関係ありません。ないのに何故呼ばれるか。それは議員が未だ名士扱いされているからだと思います。この間まで土方と木こりをしていたぼくが選挙の洗礼を受けたら一夜にして「名士」になる。お笑い種なのですが、こういうこともあるから人生は面白いともいえる。ですがそれは特権でもなんでもない。慣習です。呼ばれて出なくても良いが何故出るか。次の選挙を考えるから、或いは特権「意識」に浸りたいから、出ないと色々云われるから、そんなところでしょう。ぼくは出来る範囲で出るつもりですが、それは取り敢えず今のところ出るのが面白いからです。面白くないと思えば出席を止めるでしょう。
では議員に「特権」というものはあるか。行政の為していることに対して調査することが市民より容易である、議会で直接質問できる、恐らくこれに尽きる。しかし行政の全てをチェックするのは至難です。勉強もしなければならない。だがチェックして更に予算を立てる作業は、その分野に精通している人なら議員よりも遥かに有能なことがある。河村市長が行おうとしていることは、成功すれば地方自治を根底から揺るがす事態になるでしょう。
ぼくには後援会はありません。ですが投票をしてくれた方がいるのですから期待してくれる人はいるはずです。未知のその方々を思いつつ仕事をしなくてはならない。が、はっきり投票してくれたと判る人の何人かが言います。「次の選挙の時にはナ、まず大事なのはナ、、、」。ブルータスよ、お前もか。まだ議員になって半年も経っていないのに。これがぼくに対する期待が大きい故と解する人はこのブログを見る方にはいないでしょう。
これに戦々恐々なのが、議員の面々だ。特権に浸っていた彼らも大慌てで改革案を模索しているが、議員の固定化や貴族化に強く異議を申し立てている河村市長やその支持者たちとの隔たりは大きく、全面対決の局面が刻々と迫っている。』
名古屋市の河村たかし市長がいよいよ議会改革に乗り出したようです。これはネットのニュースに載っていた記事の一部で、全部を載せると大部になるので概説すると、河村市長は「地域議員」なるものを公募し、その人々が地域の課題を解決するために市の予算の一部を使えるようにするらしい。住民自治の新しい仕組みです。住民への分権です。無報酬なのに応募が結構あるとのことです。
安曇野市の議員について言えば、ぼくは就任4ヶ月ばかりなので年収は判然としませんが、税や議員年金を引き、さらに健康保険を引くと手取りは20万円程。政務調査費は年に9万円です。同じ「市」の議員と云ってもとんでもない差がある。幾らが妥当か、ということは個々に考えて下さい。要は市長の力でこういうことが出来るのです。「特権意識」を持つ議員は慌てるでしょうね。
ぼくも議員になってから、今までになかった経験を幾つもしました。新年賀詞会、出初め式、成人式等々。これからは小中学校の卒入学式、敬老の日などまだまだ来賓として呼ばれることが沢山あるでしょう。これら行事は当然議会とは関係ありません。ないのに何故呼ばれるか。それは議員が未だ名士扱いされているからだと思います。この間まで土方と木こりをしていたぼくが選挙の洗礼を受けたら一夜にして「名士」になる。お笑い種なのですが、こういうこともあるから人生は面白いともいえる。ですがそれは特権でもなんでもない。慣習です。呼ばれて出なくても良いが何故出るか。次の選挙を考えるから、或いは特権「意識」に浸りたいから、出ないと色々云われるから、そんなところでしょう。ぼくは出来る範囲で出るつもりですが、それは取り敢えず今のところ出るのが面白いからです。面白くないと思えば出席を止めるでしょう。
では議員に「特権」というものはあるか。行政の為していることに対して調査することが市民より容易である、議会で直接質問できる、恐らくこれに尽きる。しかし行政の全てをチェックするのは至難です。勉強もしなければならない。だがチェックして更に予算を立てる作業は、その分野に精通している人なら議員よりも遥かに有能なことがある。河村市長が行おうとしていることは、成功すれば地方自治を根底から揺るがす事態になるでしょう。
ぼくには後援会はありません。ですが投票をしてくれた方がいるのですから期待してくれる人はいるはずです。未知のその方々を思いつつ仕事をしなくてはならない。が、はっきり投票してくれたと判る人の何人かが言います。「次の選挙の時にはナ、まず大事なのはナ、、、」。ブルータスよ、お前もか。まだ議員になって半年も経っていないのに。これがぼくに対する期待が大きい故と解する人はこのブログを見る方にはいないでしょう。
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by yamachi_azumino
| 2010-02-28 06:52
| 折々