2010年 03月 12日
全員協議会 |
議会が招集されるときは封書で議員に連絡があります。連絡があってすぐ議場へ足を運ぶかと言うとそうではない。まず「全員協議会」というものが開催され、そこで議会の日程なり、議案の説明があります。議員のうちの何人かで「議会運営委員会」が開かれ、日程を詰めます。市の一年間の予算を審議する3月議会などは、まず分厚い予算書が各議員に配布されます。「目を通して勉強しろ」ということですね。
そして、各々の議員が議案を持ち帰って勉強し、不審なところを日程に従って開催される議会で質問するという流れなのですが、実はまずその前に議案は再び開かれる全員協議会で前もって協議します。担当の市の執行部から説明があり、それなりの時間を費やして協議をします。この時真剣に議案について検討し、自分が納得すれば、本議会が開催されても質問することはなくなります。しかし全員協議会が済んだ後で疑念が湧いたり、もっと詳しく説明が欲しいことがあります。議員には調査権がありますから、議場で質問しなくとも担当部署へ出向いて詳しい資料を要求ができます。そこで疑問が氷解することもあれば、逆に深まることもある。納得出来ないと思うこともある。
つまり議案は
◯ 自分なりに解析する
◯ 全員協議会で協議する
◯ 担当部署へ行き調べる
という3つのフィルター(順序はどうでもいい)を通って身中を通過し、それでもここは質問する必要がある、と判断されたエッセンスのみが議場での質問に値するということに成ります。(一応)
この作業をぼくもふくめて全員がやっているかどうか、他人のことは知りませんが、ぼくは一応やっています。やっていますがフィルターの目が粗いことを自覚しています。ザルかもしれない。が、その精密化はこれからの課題として、全員協議会は会議室で行われ、雰囲気も議場と違って物々しくないので、割と気楽にチェックできます。喫煙室で(なくともいいが)執行部と話もできるし、調査するためのアポも取れる。議員側からすれば熟考する時間を与えて貰ったことになり、執行部側からすれば議場で頓珍漢な質問をされるのを防ぐため、ともいえる。一般質問というのは議案と関係なく、議員が市に対して自らの持つ課題を提起するものでまた様相は異なりますが、「議案質疑」は上記の流れで議場に持ち込まれます。
ですから全員協議会で回答が出た質問を、再び議場で質問をすることは原理的にあり得ません。勉強して質問の内容が深まったというのなら別です。しかし協議会における質問と全く同じ内容を、議場で質問するというのはナンセンス、時間の浪費です。ところが議場でこういうことをする人がいる。誰がそういう質問をするか調べるのは簡単です。
全員協議会は一般市民も傍聴できます。そして議会も当然傍聴できる。両方傍聴すれば答えは出るのです。ちょっとズクを出せば、議会がどういうものか分かります。皆さん、ようこそ安曇野市議会へ。
そして、各々の議員が議案を持ち帰って勉強し、不審なところを日程に従って開催される議会で質問するという流れなのですが、実はまずその前に議案は再び開かれる全員協議会で前もって協議します。担当の市の執行部から説明があり、それなりの時間を費やして協議をします。この時真剣に議案について検討し、自分が納得すれば、本議会が開催されても質問することはなくなります。しかし全員協議会が済んだ後で疑念が湧いたり、もっと詳しく説明が欲しいことがあります。議員には調査権がありますから、議場で質問しなくとも担当部署へ出向いて詳しい資料を要求ができます。そこで疑問が氷解することもあれば、逆に深まることもある。納得出来ないと思うこともある。
つまり議案は
◯ 自分なりに解析する
◯ 全員協議会で協議する
◯ 担当部署へ行き調べる
という3つのフィルター(順序はどうでもいい)を通って身中を通過し、それでもここは質問する必要がある、と判断されたエッセンスのみが議場での質問に値するということに成ります。(一応)
この作業をぼくもふくめて全員がやっているかどうか、他人のことは知りませんが、ぼくは一応やっています。やっていますがフィルターの目が粗いことを自覚しています。ザルかもしれない。が、その精密化はこれからの課題として、全員協議会は会議室で行われ、雰囲気も議場と違って物々しくないので、割と気楽にチェックできます。喫煙室で(なくともいいが)執行部と話もできるし、調査するためのアポも取れる。議員側からすれば熟考する時間を与えて貰ったことになり、執行部側からすれば議場で頓珍漢な質問をされるのを防ぐため、ともいえる。一般質問というのは議案と関係なく、議員が市に対して自らの持つ課題を提起するものでまた様相は異なりますが、「議案質疑」は上記の流れで議場に持ち込まれます。
ですから全員協議会で回答が出た質問を、再び議場で質問をすることは原理的にあり得ません。勉強して質問の内容が深まったというのなら別です。しかし協議会における質問と全く同じ内容を、議場で質問するというのはナンセンス、時間の浪費です。ところが議場でこういうことをする人がいる。誰がそういう質問をするか調べるのは簡単です。
全員協議会は一般市民も傍聴できます。そして議会も当然傍聴できる。両方傍聴すれば答えは出るのです。ちょっとズクを出せば、議会がどういうものか分かります。皆さん、ようこそ安曇野市議会へ。
by yamachi_azumino
| 2010-03-12 06:35
| 折々